信陽堂の本棚

信陽堂の本棚

千兎

田中望

うさぎたちが導く 奇想の天地へ

田中望さんは座礁鯨を描いた大作「ものおくり」で2014年VOCA展で大賞に輝きアートシーンに鮮烈に登場、その後もさまざまな地域に滞在し、その地に暮らす人たちと農作業、年間行事、祭礼などをともにし、伝承や民話などのフィールドワークから作品を作り続けてきました。
時に全幅数メートルにも及ぶ巨大な画面に奔放精緻に描いた奇想の天地と、画面を埋めつくす数千もの兎。デビュー作にして代表作「ハレノノヒ」、参詣曼荼羅の形式を借りて描かれた「山の神の縁日」「火の同盟」はじめ6作品を収録。単なる複写ではなく、絵の世界にもぐり込むように接写、一枚の作品を数十の場面で再現した驚異の作品集です。

撮影 下村しのぶ
デザイン 伊藤裕(Erykah)
編集・構成
 丹治史彦、井上美佳(信陽堂編集室)
ISBN978-4-910387-07-9 C0071

価格=4,620円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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ことづての声/ソマの舟

ふるさかはるか

冬の厳しい北国で山と直接関わる手仕事の人びとは、動植物からどんなサインを読み取りどう自然とやりとりするのか。

2017年から津軽・南部地方で山の命と直接関わる〈マタギ〉や〈ソマ〉や〈漆掻き〉〈野鍛冶〉たちに出会い、山のことばに導かれ、手仕事に深く触れ、自らも土を拾い藍を育てて絵の具を作り生みだされた木版画、ドローイング、ピンホール写真、そしてことばの記録をまとめた作品集。取材地の漆の木と樹液を使って手刷りした「漆木版画」付き。
寄稿:管啓次郎、登久希子

デザイン 須山悠里
編集+制作
 丹治史彦、井上美佳(信陽堂編集室)
菊判変形並製(210ミリ×180ミリ)
224ページ 限定600部
ISBN978-4-910387-08-6 C0071

価格=6,050円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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夏みかんの午後

永井宏

エリはいろいろなものを切り捨てて、
葉山でシンプルな暮らしを始めた。
海辺での暮らしは、必要なものと必要でないものをはっきりと分けてくれる。

主人公は何かが始まる予感を胸に東京を離れ、海辺の町・葉山で暮らしはじめたフードスタイリスト、志田エリ31歳。大都市と郊外、何かに追いかけられるような時間と、手を動かし、ものを作るささやかな生活……自分の価値観とともに海辺に暮らす人々と出会い、少しずつ解放され自分の時間を生きはじめた女性の姿を描く、すがすがしい短編。20年以上の時を経て、なおこころに響く海辺のフォークロアです。

編集+デザイン 丹治史彦、井上美佳(信陽堂編集室)
校正 猪熊良子
新書変形判 上製(177×117ミリ)
176ページ
ISBN978-4-910387-06-2 C0095

価格=2,200円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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セツローさんの随筆

小野節郎

たくさんの
きれいなものを
うみだした人

野の草花を描き、匙やかんざしを木から削り出し、手びねりで土人形を作る。長くレントゲン技師を務めるかたわら、自らの美意識に導かれるままにさまざまな作品を生みだし、「セツローさん」の愛称で親しまれた小野節郎さんが残し小さなエッセイ集。

編集+デザイン 丹治史彦、井上美佳(信陽堂編集室)
校正 猪熊良子
B6変形判 上製(160×113ミリ)
176ページ
ISBN978-4-910387-05-5 C0095

価格=2,200円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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続・三春タイムズ

長谷川ちえ/文 shunshun/素描

春、夏、秋、冬
繰り返されて増してゆく
暮らすことへのいとおしさ

都会でもない、農村でもない、
歩いてひとめぐり出来るほどの
美しくも小さな城下町、福島県三春町で
器と生活雑貨の店〈in-kyo〉をいとなむ長谷川ちえさんが、
立春〜大寒まで二十四節気ごとに季節の移ろい、人や町の様子を描く好評のエッセイ集、第2弾。
挿画は人気の素描家shunshunさん。
巻末には元三春町長、伊藤寛氏の訪問記も収録しました。

造本装幀 サイトヲヒデユキ(書肆サイコロ)
校正 猪熊良子
編集 信陽堂編集室(丹治史彦 井上美佳)
四六変形判芯なし上製(192×124ミリ)
216ページ
ISBN978-4-910387-04-8 C0095

価格=2,310円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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三春タイムズ

長谷川ちえ/文 shunshun/素描

梅、桃、桜、
三つの春が一度に訪れる
小さな町の四季と暮らし

福島県三春町で器と雑貨の店 in-kyo を営む長谷川ちえさんが、初めての土地で見つけた、人とつながり、季節とともに移ろういとなみの豊かさ。
東北の小さな町の季節をめぐる待望のエッセイ集。2021年3月29日刊。

造本装幀 サイトヲヒデユキ(書肆サイコロ)
校正 猪熊良子
編集 信陽堂編集室
四六変形判芯なし上製(192×124ミリ)
216ページ
ISBN978-4-910387-01-7 C0095

価格=2,200円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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愉快のしるし

永井宏

エッセイでも詩でもない、季節のめぐり、思索のあと、日々の暮らしの中で五感を開いて拾いあつめた小さな欠片。
永井宏さんが亡くなる直前まで書き続けたそれら「友人のような言葉」すべてを一冊にまとめました。2020年12月30日刊。

編集 信陽堂編集室(丹治史彦・井上美佳)
デザイン エフスタイル(五十嵐恵美・星野若菜)+信陽堂編集室
校正 猪熊良子
新書変形判 上製(177×117ミリ)
496ページ
ISBN978-4-910387-00-0 C0095

価格=2,420円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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雲ができるまで

永井宏

舞台は湘南・葉山でアーティスト永井宏さんが92年〜96年に運営していた〈サンライト・ギャラリー〉。
「暮らすこと」をひとつの表現ととらえ、日々の小さな出来事やささやかな気持ちの変化を共有することを作品にしようとした永井さんの試みと、それに共感し自分らしい生き方と表現を探しはじめた人たちの姿をみずみずしくスケッチした作品集です。1997年の初版から25年をへての新装復刊。巻末には堀内隆志さん(鎌倉café vivement dimancheマスター)のエッセイを収録。

編集+デザイン 丹治史彦、井上美佳(信陽堂編集室)
デザイン協力 F/style(五十嵐恵美、星野若菜)
校正 猪熊良子
新書変形判 上製(177×117ミリ)
304ページ
ISBN978-4-910387-03-1 C0095

価格=2,420円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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やまなみ

川内倫子(カバーA)

いのちといのちが出会う時、
〈自分が自分であるだけでいい〉場所に
立ち現れる、ある〈可能性〉の物語

写真家・川内倫子さんがアールブリュットの才能が集う場所として注目を集める滋賀県の障害者福祉事業所〈やまなみ工房〉に通いつづけ3年の歳月をかけて完成させた写真集

(同一内容、カバー違いあり)

デザイン 須山悠里
翻訳 マルティーナ・ディエゴ
校正 猪熊良子
編集 信陽堂編集室
A4変形判(285×210ミリ)
かがり上製 背クロス巻ドイツ装
104ページ
ISBN978-4-910387-02-4 C0072

価格=5,500円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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やまなみ

川内倫子(カバーB)

いのちといのちが出会う時、
〈自分が自分であるだけでいい〉場所に
立ち現れる、ある〈可能性〉の物語

写真家・川内倫子さんがアールブリュットの才能が集う場所として注目を集める滋賀県の障害者福祉事業所〈やまなみ工房〉に通いつづけ3年の歳月をかけて完成させた写真集

(同一内容、カバー違いあり)

デザイン 須山悠里
翻訳 マルティーナ・ディエゴ
校正 猪熊良子
編集 信陽堂編集室
A4変形判(285×210ミリ)
かがり上製 背クロス巻ドイツ装
104ページ
ISBN978-4-910387-02-4 C0072

価格=5,500円(税込)
送料=250円

カテゴリー : 書籍

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