草日誌

草日誌

柳亭市若さん
神無月の落語会
「半分垢」ほか

2024年10月19日

柳亭市若さんの勉強会、16回目の開催です。 小人数の小さな会です。 お待ちしております。 珍しく日曜日にやります。 ネタ下ろしは二本やりたいですが、 ひとまずひとつは下記に…… よろしくお願いいたします。 ネタ出し「半分…

永井宏展〈愉快のしるし〉
京都・レティシア書房にて開催

2024年10月15日

愉快という言葉をいつも頭に描きながら毎日を過ごしていたい。 そうすればどんなことでも、どんなところにでも、きっと楽しいことを見つけることができる。 猫だって犬だって、居眠りしたり、駆け回ったりしながら、それで毎日が過ぎて…

高山なおみさんのお話会〈京都篇〉
「言葉のこと、本のこと、暮らすこと」を開催します

2024年09月30日

料理家、文筆家、そして絵本作家としてもたくさんの本を出版されている高山なおみさんの新しい本『毎日のことこと』(信陽堂)の発売を記念して 高山さんと親交の深い子どもの本専門店〈メリーゴーランドKYOTO〉鈴木 潤さんのお世…

人に潜る 第8話
田んぼに還る|西会津 ⑦

2024年09月28日

【 荒ぶる故郷 】 その日は猛暑日で日向に立つと危険を感じた。 奥川の川沿いの高台にある坂井家にお伺いすると長男の瑛えい心とくん(7)が冷蔵庫からお茶を出してきてくれた。話しかけてみると、お父さんが働く姿を「カッコいい」…

第27回 映画とごはんの会
金沢かねざわやまごもり』

2024年09月20日

民族文化映像研究所作品の上映会 27回目「映画とごはんの会」を開催します。 2024年10月のプログラムは『金沢の羽山ごもり』。 神の教えをノリワラとよばれる託宜者が伝えるこの神事は、北方系シャーマニズムにもつながる日本…

柏木江里子さんの
『いちにち いちにち』

2024年08月08日

柏木江里子さんは、昨年2010年8月30日、肺がんのため逝去されました。 生前はグラフィックデザイナーとして、またご自身のブランド「柏」のデザイナーとして手ぬぐいや帯留めなどの和小物、ポストカードなどを手掛けていらっしゃ…

高山なおみさんと
『毎日のことこと』のこと

2024年07月15日

細かなところまで 思い出せば思い出すほど あのころに起こった すべての出来ごとに やさしく抱かれている 暮らすこと、食べること、季節のこと からだの奥でおぼえているちいさな「ことこと」を大切にひらく36のエッセイ。 神戸…

信陽堂の本が買えるところ

2024年01月10日

信陽堂の書籍(『千兎』『セツローさんの随筆』『夏みかんの午後』『愉快のしるし』『三春タイムズ』『やまなみ』ほか)をお求めいただけるお店です。 ぜひお住まいの近くのお店を探して、手にとってご覧下さい。 通信販売をしているお…

田中望さん作品集
『千兎』のこと

2023年12月11日

うさぎたちが導く 奇想の天地へ アーティスト・田中望 はじめての作品集 全幅数メートルの巨大な画面に奔放精緻に描かれた奇想の天地と数千の兎を、 絵にもぐり込むように接写して再現した驚異の画集が、ついに完成しました。 「火…

『夏みかんの午後』のこと

2023年10月07日

エリはいろいろなものを切り捨てて、 葉山でシンプルな暮らしを始めた。海辺での暮らしは、 必要なものと必要でないものをはっきりと分けてくれる。 美術作家であり、エッセイや詩を数多く残した永井宏さんは、数編の愛すべき小説も残…

『セツローさんの随筆』のこと

2023年08月22日

たくさんの きれいなものを うみだした人 セツローさんは1929年岡山生まれ。長く松山の病院でレントゲン技師として働きながら、洋画家として活動していました。その後、手が求めるまま野の草花をスケッチし、桜の枝からかんざしや…

信陽堂の本のこと

2023年04月15日

     背中をそっと温める手のぬくもり      遠くからあなたを見守る眼差し      いつもはげましてくれる友だちの言葉      小さな声でしか伝えられないこと      本とは      人のいとなみからあふれ…

人に潜る 第8話
田んぼに還る|西会津 ⑥

2024年09月14日

【 田んぼのある風景 】 その日は予定がなかったので山奥に車を走らせた。 奥川の人から話を聞いていたが、その集落は他とは全く雰囲気が違った。まず田んぼがなかった。家の造りが簡素で建具やトタンも古く、昭和から変わっていない…

〈小さなマーケットとお話会〉
楽しく和やかに終了しました

2024年09月09日

9月7日〈高山なおみさん 小さなマーケットとお話会〉終了しました。 (協賛:神戸新聞社 会場:ANCHOR KOBE) 主催者が言うのはルール違反かも知れませんが、どこまでもやさしく人を受けとめる空気に満ちた、そう、夢の…

人に潜る 第8話
田んぼに還る|西会津 ⑤

2024年08月31日

【 今がとっても幸せ 】 思わぬところで思わぬ声と出会い、はじめて自分がなにを聴きたかったのかわかる。 なして俺んとこさ、来ねえのよ! いつ来んだか? 明日か? 福島屋にいるから、いつでも来てください。 こんなふうに誘わ…

人に潜る 第8話
田んぼに還る|西会津 ④

2024年08月17日

【 生きている者たち 】 撮影をはじめた日は、お盆の墓参りだった。 炎天下の朝に老人がひとり国道を歩いてきて小径に入る。挨拶をして話を聞く。彼が自分の家の墓に手を合わせてから線香をあげ、それからいくつもの墓石の前に次々と…