草日誌

草日誌

2023年12月31日

今年も一年、
お世話になりました

今年も一年、大変お世話になりました。
信陽堂として出版活動をはじめてまる3年が経ち、
今年は5冊、これまで9冊の本を世に送り出すことができました。

著者さん、書店さんはもちろん、
本の形を一緒に作っていただいたデザイナー、写真家のみなさん、
校正、翻訳でお力添えいただいたみなさん、
アイワードさん、藤原印刷さん、日光堂さんをはじめとする印刷所、製本所のみなさん、
本の流通のサポートいただいている各社のみなさん、
そしてもちろん、私たちの本に出会い、手に取ってくださった読者のみなさま、
ほんとうにありがとうございました。

今年は出版したすべての本で、原画展、展覧会、トークイベントなどを開催することができました。
コロナ禍の中で出版をはじめたこともあり、
まだまだ直接ご挨拶できていない書店さんがたくさんあり、いつも申し訳ない気持ちでおります。
それでも原画展などの機会にそれぞれの土地を訪ねることができました。
三春、盛岡、松本、宝塚、京都、奈良、久留米、石巻、三軒茶屋、妙蓮寺……
思い出しただけで、心の深いところに火が灯ったように温かな気持ちになります。
メールやSNSでのやりとりはあっても、やはり直接お目にかかることが叶うと、気持ちがぐっと近づきます。

出版は事業ですから、1冊でも多く売り利益を上げることはもちろん重要です。
一方で大きなシステムに作った本を放りこんで実売数に一喜一憂するようなことはもうしたくない。
私たちは、人から人に本を手渡したかったのだ、という初心に立ち返ることができました。

来年も、もっともっとたくさんの人に出会いたい。
誰かにとっての大切な本を作り続けたい。
その思いを胸に。

みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。

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