草日誌

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2020年11月9日

お正月飾りを作る会

藁でお正月飾りを作る会です。
しめ縄を作るところから、形作り、完成させるところまで講師の先生と一緒に作業しますので、初めての方でも心配いりません。
終了後、お茶とお菓子を囲んで、先生のお話をお聞きする時間を持ちたいと思います。

自分で作ったお正月飾りで新しい一年をはじめると、なんとも気持ちがよいものです。
来年が佳い年になるよう祈りをこめて、一緒に注連飾りを作りましょう。

【日時】12月6日(日) 13時〜16時(12時半開場)
【会場】信陽堂アトリエ(文京区千駄木3-51-10-1F)

【受付】← こちらから。
「お問い合わせ内容」に「お正月飾り 参加希望」、当日連絡が取れる電話番号、複数でお申し込みの場合は人数もご記入ください。

【参加費】3,500円(材料費込み)お茶と小さなお菓子付き
【定 員】満席となりました(11月11日)
【持ち物】はさみ、霧吹き

床に座って作業するので動きやすい服装でお越しください。
藁が服に付くので、気になる方はエプロンなどがあるといいかもしれません。

下のうち、当日見本を見てひとつを選び作っていただきます。

[1] 鋏 《厄災断ち切るブッチガイ》
縄を綯って作る/三つ編み のどちらか

鋏で何かを「切る」行為は、神話世界では断絶や終焉を意味します。たとえばギリシャ神話では、「鋏」は運命を司る女神モイラの持ちもので、生命の糸を切る道具として用いられます。
日本では、御殿場にある神場山神社(じんばやまじんじゃ)が鋏と深い関わりを持っています。この神社には疫病を断ち切るという御利益があるため、参拝者は病気の治癒を祈願するさいに鋏を借り受け、全快すると一回り大きくした鋏を返納するそうです。そのため、神社には大きな鋏がいくつも奉納されています。
御殿場でみられる「鋏」を象ったしめかざりは「ブッチガイ」とよばれています。おそらく「打っ違い(ぶっちがい/十字形に斜めに交差させること)」からきた名称なのでしょう。このしめかざりは厄災、悪縁、悪疫などを断ち切るといわれています。
———森須磨子『しめかざり』(工作社)より抜粋

新型コロナウィルスが流行する今だからこそ、作りたいお正月飾りです。

[2] 眼鏡 《先を見通す力にあやかりたい》

歴史を紐解くと、日本最初の眼鏡は1551年にフランシスコ・ザビエルが持ち込んだとのこと。江戸時代には「眼鏡」という文字表記が定着したそうです。そこから考えれば、眼鏡型のしめかざりが生まれても不思議ではないのですが、当時の日本人にどこまで眼鏡に対する思い入れがあったのかは疑問です。
私の仮説ですが、「眼鏡」のしめかざりはもともと「海老」だったのではないでしょうか。眼鏡型のしめかざりを「眼鏡」とも「海老」とも呼ぶ土地が少なからずあるからです。また、岡山から鳥取へ抜けるルートは。「眼鏡」が「海老」に変化するさまを体感できます。
しかし現在、眼鏡のしめかざりは「先を見通す」として全国で親しまれています。それでよいのかもしれません。由来の真偽を問うより、しめかざりに自分なりの思いや願いを乗せることの方が大切です。
———森須磨子『しめかざり』(工作社)より抜粋

【講師プロフィール】
斎藤晴美(藁細工円座の会・科学読物研究会)
長年児童館に勤務し、2011年に退職。先人の知恵と技を学び現代の生活を豊かにする「ものづくり」の活動を行っている。特にしめ飾り作りは小さな子どもたちから高齢の方を対象に、その楽しさを伝えながら25年間続けている。

*感染症対策として、手指消毒用のアルコール、ジェルをご用意します。
 マスク着用の上、お越しください。
 当日体調の優れない方の来場はご遠慮ください。
 せき、くしゃみなどの症状がある方は入場をご遠慮いただきますのでご了承ください。

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