〈小さなマーケットとお話会〉楽しく和やかに終了しました

2024年9月9日

〈小さなマーケットとお話会〉
楽しく和やかに終了しました

9月7日〈高山なおみさん　小さなマーケットとお話会〉終了しました。
（協賛：神戸新聞社　会場：ANCHOR KOBE)

主催者が言うのはルール違反かも知れませんが、どこまでもやさしく人を受けとめる空気に満ちた、そう、夢のような時間でした。
たまたま隣り合わせた同士が意気投合して高山さんレシピの何が好きかで盛り上がったり、古いご友人と偶然再会されたり、そういう小さなドラマがいくつも生まれていた様子です。
どなたかが「ここにいるみんなが高山さんのレシピでお料理を作ってるんですよね。そう思うだけで何だか……」と言っている声が聞こえてきて、こちらも胸が熱くなりました。

この場にいるみんなが「あの料理」の「あの味」を知っている。
「同じレシピで作って、食べて、おいしかった！」という経験を共有しているからでしょうか、
それだけで、この場にあつまった人たちと何かを分かち合っている気がする。
その安心感があの日あの場所のなんともいえない幸せな空気を作っていたのですね。
そこにはお料理はひと皿もないのに、いつか作って食べたことが杖となって、会場をやわらかい空気でみたし、初めて会った人たちが互いを受け入れている。
お料理ってすごいなあ。
お料理の本にはこんな力もあるのですね。
久しぶりに〈紐帯〉という言葉を思い出しました。
100人に満たない集まりでしたが、人はこんな場を作り出せるということを知りました。
その現場に居あわせたことが、きっとこれからを支えてくれるような、ほんとうに宝ものになりました。

あの日の、あの時間、あの場所に満ちていた空気のことは、
大きな窓の外に広がる美しい神戸の街、六甲山の綠といっしょに、これから何度も思い出すと思います。
ご参加のみなさん、マーケット出店のみなさん、そして高山なおみさん、
あの時間をご一緒いただきありがとうございました。