記事一覧
| 土用干しの庭 | 今年は神戸に来てはじめて梅を漬けた。大粒の南高梅を買ってきて、ひとつひとつ黄色くなるまで追熟させてから、ていねいに。塩分は控えめ、重しをせずに保存ビンでする漬け方もはじめてだった。…
| 梅雨の晴れ間のお便り | おはようございます。 みなさんのところは、どんな空もようですか。 神戸・六甲は今朝、大風が吹いています。 びゅうびゅうごうごう、気持ちがいいくらいに。 窓の外の木々…
| 朝の本 | 夏に向かって、陽の出の時刻がずいぶん早くなった。窓が薄明るくなると小鳥の声も聞こえてくるので、自然に目が覚める。 たいていは枕もとのラジオをつけ、うとうと。なんとなく寝ていられない気分…
| 「うみのもり」のこと | うみのもり まどから あめが ふってきて つくえの うえの パンを ぬらした まどから ひかりが ふってきて ゆかの うえに つきを つくった まどから よるが や…
| 窓辺のちくちく | 冬に東京に行ったとき、自分の着ていたコートと友人のを取り替えっこして帰ってきた。お互いのコートが大好きで、それならしばらくの間交換しようか、ということになったのだ。 彼女は上京する…
| 枝束 | 窓辺から少し離れたところに、枝束がいけてある。六甲の冬は海がよく光るので、いつもだったら外を眺めながら朝ごはんを食べるのだけど、このところ私は、海ではなく枝ばかり見ている。枝束と呼んでいるのは…