記事一覧
| 朝の本 | 夏に向かって、陽の出の時刻がずいぶん早くなった。窓が薄明るくなると小鳥の声も聞こえてくるので、自然に目が覚める。 たいていは枕もとのラジオをつけ、うとうと。なんとなく寝ていられない気分…
| 「うみのもり」のこと | うみのもり まどから あめが ふってきて つくえの うえの パンを ぬらした まどから ひかりが ふってきて ゆかの うえに つきを つくった まどから よるが や…
| 窓辺のちくちく | 冬に東京に行ったとき、自分の着ていたコートと友人のを取り替えっこして帰ってきた。お互いのコートが大好きで、それならしばらくの間交換しようか、ということになったのだ。 彼女は上京する…
| 枝束 | 窓辺から少し離れたところに、枝束がいけてある。六甲の冬は海がよく光るので、いつもだったら外を眺めながら朝ごはんを食べるのだけど、このところ私は、海ではなく枝ばかり見ている。枝束と呼んでいるのは…