草日誌

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2021年12月20日

本屋さんをめぐる旅
姫路、岡山、広島

お取引いただいている本屋さんをめぐる旅。

12月18日は、
おひさまゆうびん舎さん(姫路)、
スロウな本屋さん(岡山)へ。
姫路も岡山も実は初めての街で、駅からお店まで歩く道もそれぞれ楽しく堪能。
おひさまゆうびん舎さんの壁面ディスプレーは、やっぱりすごかった。
小さな空間を活かして、体ごと絵本の世界にいる感覚になる。
その工作、造作をレジの手元(30センチ四方くらい?)で作り込んでいるのも共感しました。




スロウな本屋の店主小倉さんは、かつてクレヨンハウスにお勤めで、その後故郷の岡山に戻り本屋さんをはじめた方。
(アノニマ・スタジオ時代もクレヨンハウスで行った『ふたりのHAND』(noninoko)のインスタレーションでお世話になっていました)
絵本はもとより「生きること」を見つめるきっかけになるような本がぎゅっとつまった棚は圧巻でした。

宿泊は友人夫妻が運営に関わる「さざなみの森」のご縁で東広島市へ。
話したいことは尽きず、ついつい盃も重ね、話しきらぬ前にそれぞれ夢の世界に。
朝目が覚めると、雪がちらついていました。


12月19日、広島に移動。
『三春タイムズ』原画展の最終日、READAN DEATさん(広島)へ。

本の総数は多くない(というか、かなり少ない)お店ですが、何という密度でしょうか?
店主清政さんがリブロ広島店が閉店すると知り、「これは大変だ、自分が本屋さんをはじめなければ」とひらいたという噂を聞きましたが、きっと噂通りに違いないと思える、片寄らずに世界の深さを感じる選書でした。
お客さまも途切れることなく、READAN DEATとshunshunさんが地元の方々に愛されていることを実感しました。


お取引いただいている本屋さんをめぐる旅。
1年越しにやっと訪問できました。1冊1冊の本が大切にされていることがよくわかるお店ばかりで、信陽堂の本を選んでいただいていることが誇らしいです。
そして、次の本を作る時にはきっとそれぞれの本棚と店主さんの顔を思い浮かべるのだろうな、と思います。

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