草日誌

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2022年11月8日

お正月飾りを作る会 2022

藁でお正月飾りを作る会を開催します。

しめ縄を作るところから、形作り、完成させるところまで講師の先生と一緒に作業しますので、初めての方でも心配いりません。
終了後、お茶とお菓子を囲んで、先生のお話をお聞きする時間を持ちたいと思います。

自分で作ったお正月飾りで新しい一年をはじめると、なんとも気持ちがよいものです。

来年が佳い年になるよう祈りをこめて、一緒に注連飾りを作りましょう。

当日の様子 → 短い動画が流れます

【日時】12月4日(日)13時~16時(12時半開場)
【会場】信陽堂アトリエ(文京区千駄木3-51-10-1F)

【受付】← 定員となりました(11月9日14時)
「お問い合わせ内容」に「お正月飾り 参加希望」、当日連絡が取れる電話番号、複数でお申し込みの場合は人数もご記入ください。

【参加費】4,000円(材料費込み)お茶と小さなお菓子付き
【定 員】6名 
【持ち物】はさみ、霧吹き
【講 師】斎藤晴美さん

床に座って作業するので動きやすい服装でお越しください。
藁が服に付くので、気になる方はエプロンなどがあるといいかもしれません。

今年は「ちょろけん」という形のお正月飾りを作ります。

ちょろけん〈家に笑いと福をもたらす〉

ちょろけんとは、江戸時代から明治にかけて京都を中心に流行した「門付け」のことです。門付けとは家々を回って祝歌や舞などを披露する民俗芸能で、有名なものでは獅子舞、春駒、鳥追いなどがあります。
ちょろけんの風貌はユーモラスで、白く大きな顔にヒゲと目鼻を描き、大きな黒い笠をかぶって赤い腰布を巻いています。両手にはささら(20センチほどの竹の先を細かく割って束ねたもの)を持ち、それを打ち鳴らしながら「ちょろが参じました。大福ちょろじゃ。ちょろを見る人福徳来る、厄難厄病みな取り払う」などと囃しました。「ちょろけん」の名前の由来には「長老軒」「長者君(ちょうじゃくん)」など諸説あります。
しめかざりのちょろけんは丸太のような形状で、ちゃんと藁の帽子もかぶっています。ちょろけんのサイズはさまざまあり、一番小さいものは「ちょろ」と呼ばれます。付ける場所によって使い分け、たくさんの福を呼び込んだのでしょう。
もしかすると、かつては門付けのちょろけんと藁のちょろけんが、軒先で対面することもあったかもしれませんね。
森須磨子『しめかざり』(工作社)より抜粋

コロナウィルスがなかなか収まらない今だからこそ、作りたいお正月飾りです。


広辞苑より

【講師プロフィール】
斎藤晴美(さいとうはるみ/細工円座の会・科学読物研究会)
長年児童館に勤務し、2011年に退職。先人の知恵と技を学び現代の生活を豊かにする「ものづくり」の活動を行っている。特にしめ飾り作りは小さな子どもたちから高齢の方を対象に、その楽しさを伝えながら25年間続けている。

*感染症対策として、手指消毒用のアルコール、ジェルをご用意します。
 マスク着用の上、お越しください。
 当日体調の優れない方の来場はご遠慮ください。
 せき、くしゃみなどの症状がある方は入場をご遠慮いただきますのでご了承ください。

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