草日誌

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2012年8月31日

in-kyoで留守番店番

8月30日31日の二日間、
中川ちえさんのお店「in-kyo」の留守番店番を担当しました。
ちえさんの夏休み中に有志が交代で留守番をして自分たちの商品を売る、という企画です。
信陽堂は自社の本や古本を持っていき、コーヒーもいれました。
新潟のエフスタイルにも声をかけてサンプル品などを「蔵出し市」として出品いただき、2日目の今日は谷中から地元の盟友、旅ベーグル氏がたくさんのベーグルを抱えて来てくれました。

平日にもかかわらず、ほんとうにたくさんのお客さまにお越しいただきました。ありがとうございました。
ちえさん留守中のお店を使わせていただいてのイベント的な店番でしたが、長くここにいるような錯覚を覚えるくらいに、とても馴染んで店番ができました。
ふらっとのぞきに来てくれたご近所のみなさん、「完全な衝動買いです」といいながら結構な大物を買って下さった友人たち、ほんとうに感謝です。
人と会って話をする、その方法はいろいろだけれど、店があるってことは素晴らしいですね。ちえさん、ありがとう。
ある方に「蔵前の産みの親のたんじさん」と紹介されて、もちろん産みの親なんかではありませんが、アノニマ・スタジオが蔵前に越してきた2007年には「いつかこういう小さな店が何軒かある場所になって、それが緩やかにつながって、人が回遊するような街になったらいいなあ」とぼんやり思っていた風景が、いま、現実にここにあることにちょっと感動していました。アノニマのある通りは近所では「廃墟通り」なんて呼ばれて、昼でも歩くのを怖がる人がいたくらいだったのです。でもね、この界隈は隅田川の川風がいつもゆるーく吹いていて、なにより気持ちよかった。きっとこの川風に吹かれたら、みんなこの街が好きになると、何の根拠もなく思ったのでした。
よかったよかった。
(写真は、左から、旅ベーグルの松村純也さん、エフスタイルのおふたり、信陽堂の井上、丹治です)

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