草日誌

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記事一覧

日々のかけら

雲が生まれた場所で

2012年10月20日

永井宏さんのワークショップに集っていた19人へのインタビューをまとめた本です。 永井さんはワークショップでどんなことをしていたのか。その様子が再現されているわけではありませんが、永井さんがどういうふうに人と接していたのか…

ピリカタント書店

2012年10月20日

下北沢の「ピリカタント書店」に遊びに行ってきました。 店主の西野優さんはアノニマ・スタジオで一緒に本を作っていたかつての仲間です。 アノニマを離れたあとは「月に一回旅に出る」を自分に課して(!)、たくさんのアルバイトを掛…

からだとのつきあい方

2012年10月17日

やせると人に心配をかける年齢になりました。 今日も久しぶりにあった何人かに「やせたねえ」と声をかけられました。 そして一歩引いて全身を見られて「大丈夫?」と小さな声でつけ加えられます。 もちろん「はい! 元気ですよ」とこ…

麓りあん新聞、届く

2012年10月16日

おおちゃんから「麓りあん新聞」が届きました。 おおちゃんこと大垣裕美さんは、今年の初めまで屋久島で学校図書館の司書をしていた人。島内すべての小中学校をもうひとりの司書さんとふたりで巡りながらメンテナンスして新着を並べ………

木になればいい

2012年10月13日

一箱本送り隊の活動を途中で抜けて、土浦に向かっています。 上野駅に向かって歩きながら、奏楽堂ちかくの欅の梢を渡る風の音、葉ずれ音を聴きました。立ち止まって聴きました。 続いて楠の梢と、葉ずれも聴きました。 じっくり聴きま…

長命寺港

2012年10月12日

近江の取材。 今日は朝に川内倫子さんと合流して長命寺あたりに。 長命寺港から望む秋の陽をたたえた琵琶湖は、長閑、のどかという言葉そのままの風景でした。 堤防の突端で薄い雲から陽が射すのを待ちながら、とろとろと眠ってしまい…

宮沢賢治の思い

2012年10月11日

戦争が人を幸せにしたことは、いまだかつて一度もありません。 たとえ何かの大義のためであったとしても、傷つく人がいて、誰かの命が奪われるという事実に違いはない。その痛みの上にしか成立しないことを、幸せや正義と呼ぶことは、僕…

かくれ里から

2012年10月10日

昔は薬草も、染料も、すべて神のなす不思議なわざとして、信仰の対象になっていた。虚心に考えれば今でも不思議なことに変わりはないはずだが、人間の力を過信するあまり、そういうことは非科学的な、野蕃な思想として片付けられてしまっ…

新しいメガネ

2012年10月09日

新しいメガネが届いて一週間。 普段の生活でも、田んぼの取材でも、デスクワークでも、電車の中の読書でも、とても調子がよくて驚いています。 一番の違いは、立体感・風景の奥行きと動体視力。 立体感でいえば、電車の中吊りが飛び出…