
記事一覧
細かなところまで 思い出せば思い出すほど あのころに起こった すべての出来ごとに やさしく抱かれている 暮らすこと、食べること、季節のこと からだの奥でおぼえているちいさな「ことこと」を大切にひらく36のエッセイ。 神戸…
信陽堂アトリエにて「工芸菓子」の教室を開催している〈御菓子 犀野〉さんのお菓子を召し上がっていただく会を企画しました。 小さな会ですが、春の日にふさわしいお菓子をぜひお楽しみ下さい。 会場には犀野さんの工芸菓子も展示いた…
今年も一年、大変お世話になりました。 信陽堂として出版活動をはじめてまる3年が経ち、 今年は5冊、これまで9冊の本を世に送り出すことができました。 著者さん、書店さんはもちろん、 本の形を一緒に作っていただいたデザイナー…
うさぎたちが導く 奇想の天地へ アーティスト・田中望 はじめての作品集 全幅数メートルの巨大な画面に奔放精緻に描かれた奇想の天地と数千の兎を、 絵にもぐり込むように接写して再現した驚異の画集が、ついに完成しました。 「火…
エリはいろいろなものを切り捨てて、 葉山でシンプルな暮らしを始めた。海辺での暮らしは、 必要なものと必要でないものをはっきりと分けてくれる。 美術作家であり、エッセイや詩を数多く残した永井宏さんは、数編の愛すべき小説も残…
たくさんの きれいなものを うみだした人 セツローさんは1929年岡山生まれ。長く松山の病院でレントゲン技師として働きながら、洋画家として活動していました。その後、手が求めるまま野の草花をスケッチし、桜の枝からかんざしや…
新年あけましておめでとうございます。 息苦しさを増す世界の中でも、 少しでも風通しよい関係性を築き、透きとおった心持ちで日々を過ごしてゆきたいと思います。 2023年の信陽堂のラインナップは、 長谷川ちえ『三春タイムズ2…
1枚のファックスがあって 喫茶店のカウンターでそれを見せられて泣いてしまった なんだか嬉しかったからだ 必要としてくれる人たちがそこにいて 大きな声で名前を呼んでくれて、知らない土地に誘ってくれた それで 言葉を新しく作…
来月の新刊『雲ができるまで』は、紙と色を載せたニスと活版のかなり微妙な色合わせの段階です。 用紙はタントセレクト(TS-8|N-8)を使用。 実は予定していたタントセレクトのN-7(『愉快のしるし』で使用したもの)が廃盤…